サシバエネット3

牛にとって非常にストレスとなり経済的損失も大きいサシバエ。
サシバエ1
以前の記事【サシバエ】【サシバエネット2】にも書きましたが、サシバエ対策にはサシバエネットという防風ネットが非常に有効です。
物理的にハエの出入りを阻害する方法で、2mmの網目が一般的。

一方、同じサシバエネットでも通気性の良い6mmの「オリセットネット」という商品もあります。
網目が6mmもあるとサシバエはすり抜けてしまうのですが、網目にピレステロイドという防虫剤を練りこんであるので6mmでも効果が期待できます。

《これは海外でマラリア予防に蚊帳として使われているもので、蚊帳の糸に練りこんだ防虫剤が殺虫や虫の忌避効果を5年間持続するというすぐれもの。
本当に効果があるのかはしばらく使ってみないとわかりませんね。》
と、去年のブログに書きました。

しかし使用した結果、薬剤効果は1年が限界。

「5年なら良いけど、毎年張り替えるのはちょっと面倒だな~。。。」という思いから僕は2mmのネットを選択しました。
そして牛舎には昨年張ったオリセットネットの余りがずっと眠っていました。

2ヶ月前のこと、子供たちが家の裏の小屋で遊んでいると十数匹のスズメバチが飛んでいました。
どうやら小屋の中のどこかに巣があるようです。
急いで子供たちを避難させ対策を練ります。
普通のハチと違い、スズメバチは非常に危険です。

触らぬ神に祟りなし。。。。。。。。。。。。。。。
。。。とはいかないのが僕。
僕には野望がありました。(過去ブログ→【ハチノス】)

貴重なたんぱく質を薬剤散布で全滅させてはいけない。
しかし、相手はスズメバチ。
一筋縄でいく相手ではありません。

過去に釣竿の先にハエトリ紙をぶら下げ、巣を突きつつ、『ハエトリ紙に攻撃してきたスズメバチがハエトリ紙にくっつく作戦』をしたことがあります。
これ結構ハチが獲れますが、スズメバチって100匹どこらじゃきかないんです。
全てのハチを取り除くのにもの凄い暇がいりますし、なによりハチを刺激させるので危険です。
頭刺されましたし。

「なにか良い方法ないだろうか・・・・・・あ、あ、あ、あった!オリセットネットォ!!」

と、いうことで。
①ハチを刺激させないよう小屋の周りをオリセットネットで隙間なくぐるりと覆います。
IMG_7677

②あとはハチがいなくなるまで放置します。

③翌日。
IMG_7651

1年以上前のネットですが、ビニールに入れて保管していたため薬効はそのままでした。
オリセットネット、ありかも。。。と思った出来事でした。

あ、全て美味しくいただきました。


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田中 一馬
1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。