平成30年但馬家畜市場。初競りでした

『初競り』
これを聞くとなんだか凄く景気良い気分になるのは僕だけなんだろうか。

こんにちは。
但馬牛繁殖農家のお肉屋さん、田中畜産の田中一馬です。

昨日1月10日は但馬家畜市場の子牛の初競りでした。
初セリといえばマグロ。
毎年の年始の話題となりますよね。
今年は3,600万円。。。って、家買えるし!!
ご祝儀相場とはいうもののマグロって凄いな〜といつも思います。

一方、子牛の初セリは毎年少し価格を下げます。
年末にかけて枝肉価格がピークとなるため、子牛の価格も年末がピーク。
年があけると少しずつ下がり、また秋になると少しずつ上げってくる。
こんな感じです。

ということで、早速但馬家畜市場1月子牛市のレポートです!!

牛市タイムライン

牛市の朝は恒例のお見送りから。
見ているだけで寒そうだけど、ジャンパーは着ない娘。
この子にとってはこれは大切な仕事なんだろな。
毎回毎回ありがとうね。

AM7:00 各地から一斉にトラックに乗せられた牛たちが集まってきます。
いろんな車を見てるだけで面白い。

ここで妻は肉切りのために帰宅。
牛を車から下すのは一人と二人では全然違います。
往復2時間かかるけど手伝いに来てもらいました。

さあ、競りがスタートです!!
思った以上に牛が高い。
そして思った以上にこの子でかかったーーーー!!
肉肉しいけど肥えてないし、ゆとりもある。
こんなでかいのは初めてでした。
100%牛の能力っす。技術じゃ無理。

ということでツイートはこれだけ。
ではでは市況です。

2018年1月子牛市

雌 142頭 最高1,759,320円 最低399,600円 平均876,161円 前年同期比31,569円安 先月比46,741円安

去 178頭 最高1,086,480円 最低595,080円 平均965,556円 前年同期比48,412円高 先月比42,651円安

まとめるとこんな感じです。
・去勢雌合せた平均が前年同期よりもプラス。
・過去最高の市場価格だった先月からも4万円下がっただけ。
・依然ダントツで全国子牛市場のトップ相場。

「80万せんかったー。」と嘆いている方もいましたが、いや、これ異常ですからね。
安い牛ほど割高相場。
我が家も平均以上で購買いただけました。
行った先でしっかり食べて大成して欲しい。
大成してもらわなきゃ困る。

但馬家畜市場は2月市がありません。
そのため1月の市場は220日齢〜280日齢と、上場される子牛のばらつきが非常に大きいのが特徴です。
12月以上に牛の揃いが悪かった今回の子牛市。
大きく下がることはないと思ってはいましたが、ここまでの相場となるとは驚きでした。
普段は様子見で抑え気味の価格から競りはスタートするのですが、初っ端200キロを切る牛でも落ち値の90万円からだったしね。。。
いつもとは違う空気があった。

きっと何十年後かには歴史に残る出来事になるんだろな。
「あの頃は子牛がみんな100万円して、いい時代だったわ。。。」なんて言ってる自分を想像するとなんかちょっと寂しい。
そうならないように心奪われず、儲けようが失敗しようが自分の道を歩いていきたいな。

頑張ろう。


The following two tabs change content below.
田中 一馬
1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。