お客さんの商売のプロフェッショナルになること〜但馬家畜市場3月子牛市〜

3月14日は但馬家畜市場3月子牛市。
2017年度最後の市場も、変わらず高値でした。。。

まずは恒例の牛市タイムラインから。

牛市と富士山

って、いきなり富士山でごめんなさい。
これは昨年9月、伊豆の酒屋「杉山商店」の店主杉山雅一さんにアテンドしてもらい撮ったもの。
雲がハートみたいでお気に入り。

杉ちゃんは酒屋の店主だけど富士山写真家でもある。

杉ちゃんが撮ってくれた写真。半端ない。。。

その杉ちゃんが昨年6月に我が家に来た時、名前をつけてくれたのが「富士山」という牛でした。

その牛が今回の市場に出荷だったんだよね。

富士山は富士山の名に負けない伸びのある牛になってくれました。

体重も体高も文句なし。

値段も富士山並みに高かった。

普段は牛の名前って結構適当につけてる僕。
でも、こんなふうに名前つけてもらうのもいいなと思った市場だった。
杉ちゃんありがとね。

ではでは早速市況です。

但馬家畜市場3月子牛市

雌 185頭 最高1,395,360円 最低519,480円 平均915,805円 前年同期比113,335円高 先月比39,644円高

去 206頭 最高1,183,680円 最低106,920円 平均991,246円 前年同期比157,665円高 先月比25,690円高

高いね。
なんだこれ?ってくらい高い。。。

子牛は市場で売られてから約2年で牛肉となります。(秋に買われた子牛は2年後の秋に、春に買われた子牛は2年後の春にお肉になるって感じ。)
そのため年末の牛肉需要に合わせて、子牛価格も秋から冬がピークになり、その後下がっていく傾向にある。

しかし、昨年末から一向に子牛の価格は下がっていません。
「このままずっとこの価格が続くんじゃないだろうか。。。」
そんな気持ちになってしまう自分もいる。
間違っていると分かっているのに勘違いをしてしまう。

ただ、そんな中でも変わるものと変わらないものがあると思っている。
バブルだろうが勘違いしてようが、変わらないものを大切にしてけば間違わないんじゃないかって思うんだ。

ちょうど昨日、深澤製餡所の深沢貴之社長がこんなブログ(「お客様から愛されたかったら、あなたの方から、お客様を愛さないとね!」)を書いていた。
年商は僕とは桁が違うけど、メインは同じBtoB(企業間取引)の会社を経営している。

こんなかっこだけど尊敬する経営者です。

そのブログの中で言っていたのが、『あんこ屋は、あんこ屋ではなく、お客様のやっている商売のプロフェショナルになるってこと。』という言葉だ。

僕はこれマジでそうだと思った。
『繁殖農家は、繁殖農家ではなく、肥育農家が儲けるためのプロフェッショナルになるってこと。』
売って終わりでも、言われるがままでもない。

ここ5年間の子牛相場の変化は考えられないくらい上昇の一途をたどっている。
浮かれる時があってもいい。
ただ、変化に対応しつつも、変わらないものを見ていきたい。
そんなことを考えた牛市でした。


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田中 一馬
1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。