歯が無いから牛タンが美味しい?

「牛には上の歯がない」と聞いた事がありませんか?
上の歯がないのは前歯だけ。
奥歯は上下あるんです。
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牛は舌と前歯と歯茎を使って草を引きちぎります。
そして上下ある奥歯で草をすり潰すのです。

実はこの歯、抜けます!!
牛にも乳歯と永久歯があるんですよ。
だいたい3歳頃から乳歯は抜けて永久歯に生え変わるのですが、年をとるとこの永久歯も抜けてしまいます。
人間と一緒ですよね。
こうなると放牧はできません。

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こちらは牛の前歯と僕の娘の前歯。
牛も人間も前歯はものを噛み切るために薄く、奥歯はすり潰すためにごろっとした形をしています。

馬は上下前歯があるのですが、牛は上の歯が無いため舌で草を巻き取るようにして口に運んで噛み切っています。
この舌が本当によく動くんです。
選び食いしないように、しっかりと混ぜた餌であっても、嫌いなものだけを避けることができるくらい。。。

歯がないからこそ牛の舌はあんなに発達したのかもしれません。
だから牛タンは美味しいのかもしれませんね。


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田中 一馬
1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。