逃走距離が0mが牛との理想の関係?

こんにちは。田中畜産の田中一馬です。

動画を使ったブログ投稿っていいですね~。
文字と違って動きがあるので伝えやすい。
捕まえ方がイメージしやすい。
と、いうことで今日も動画を使ってお届けしますね。

今回登場する牛は、なんと逃走距離が0m!!
逃走距離が0mってことは【逃げない!】ってことです。

・・・・・・はい、逃げない牛です。

すぐに捕まえられます。
動画の必要もありません。

いや、何かね。
「お前のとこの牛、神経質やな!」とか。
「一馬君って牛に嫌われてるよね。」とか。
「逃げるってのは飼い方が悪いんだよ。」とか。
言われていませんが、逃げない牛ももちろんいるよって伝えておかなきゃね。

逃走距離が0mというのは一見するととても良いことのように思われます。
もちろん逃げ回る牛よりは逃げない牛の方が扱いやすく、牛もストレスを感じにくいので良い点はたくさんあります。

しかし、人に慣れすぎることで困ることもあります。
牛と人間には何百キロもの体重差があります。
たとえ牛にその気がなくても、首を振った時に角が刺さったなど思わぬ事故につながるケースもあるのです。

また、雄牛になると気性も荒く攻撃的になることもあります。
昔、兄弟子が削蹄先で雄牛に角で挟まれたときは「もうだめだ。怪我は避けられない。。。」と思ったものでした。

逃走距離は牛の生まれ持った性格、性別、血統、管理、月齢などで変化します。
どの逃走距離がベストかはわかりませんが、その牛にあった距離感を大事にして関わっていきたいと思います。
IMG_2790


The following two tabs change content below.
田中 一馬
1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。