反抗期の牛を簡単に捕まえる方法

こんにちは。
田中畜産の田中一馬です。
40年ぶりの大寒波ということで警戒していますが、但馬は例年通りの積雪にようやく戻ってきた感じ。
今晩が冷え込むとのことなんで牛のために凍結対策だけはしっかりしないといけません。
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さて、今日の逃げる牛たちは3~4ヶ月齡の子牛の捕まえ方です。
「3~4ヶ月齡なんて小さいから簡単でしょ!」と思われる方も多いかと思います。
実はこの月齢の子牛が一番捕まえにくいのです。

子牛は生まれたばかりの頃はあまり逃げ回りません。
警戒心もそこまで強くなく、また力も弱いので捕獲は簡単です。
2ヶ月齡までの時期に子牛に触れる機会をたくさん作ることで子牛と人間の親和性はグッと高くなります。
しかし、4ヶ月齡近くなりそろそろ乳離れする時になると、親和性が低くなります。
(関わっていればその後、また親和性は高くなっていきます。)
この一時期親和性がグッと下がる時期を僕は「牛の反抗期」と呼んでいます。

4ヶ月齡の子牛は体重は120kg以上。
スピードも人間の追いつくところではありません。
しかも反抗期。。。

角に投げ輪をして捕まえたいところですが、角が短すぎて投げ輪が上手くかかってもすぐに抜けてしまいます。

ではどうやって捕まえるのでしょうか?
動画を見てみましょう。

いかがでしたか?
右足の靭帯を切っているので少しぎこちない動きですが、それでも捕まえることができました。
ここで大事なのは①最初に牛を隅によせて立ち止ませること。
加速する牛を捕まえることは難しいからです。
その次に②動きの初点となる顔、その中でも先端の鼻や顎の動きを封じること。
牛の加速を抑えることで動きをコントロールします。
(ただ成牛の場合は顎だとさすがに力負けします。)

では、鼻や顎でなく首で牛を捕獲するとどうなるのでしょうか?


ご覧のとおり力負けしてしまいます。。。
「出鼻を挫く」ではありませんが、初っ端の動きを止めることが大切なんです。

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逃げ回ってとても捕まえられないときは、左手で下顎、右手で右耳を。
首にロープをかけるよりも牛の負担は少ないですよ!
(絵が怖いという苦情はお受けしません!!)

それではまた明日!!


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田中 一馬
1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。