お肉の中は腫瘍ばかり??三次情報は信じないこと。

こんにちは。
但馬牛の繁殖・削蹄師・肉屋の田中一馬です。

食に関する情報って本当にいろいろあって何信じていいのか分からないですよね~!

情報が多くて何が本当かわからない!!

先日Facebookでこんな投稿がありました。
(拡散希望ということなのでそのまま貼り付けます。)

1キャプチャ

リアクションが1158、シェア916件という驚異的な記事です。

僕ら畜産農家や肉屋が見ればつっこむところ満載なのですが、一般の方でこういったネガティブキャンペーンを間に受ける方は多いかと思います。
Facebookでのシェアが916件というのはすごいことで、かなりの人の目に届いている記事であると言えます。
実際に僕のところにもこの記事に関する質問のメールが来ました。

情報にもランクがある

一見無数にある情報ですが、大きく3つに分類することができます。

一次情報

オリジナルの情報で情報源。
自分が見た聞いた体験したという現場で仕入れた情報や当事者の記録をさします。
例えば僕のこのブログ(→「霜降りは不健康な飼い方で出来るもの??」)では「穀物を給与せず草だけで黒毛和種を飼育した時でもサシは入っていた」という内容が書いてあります。
これは人から聞いた話ではなく実際に僕がやった結果ですので一次情報。

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二次情報

一時情報を元に作られた情報。
インターネットや本で見たこと、人から聞いた情報をさします。
いわゆる引用です。
「和牛(わぎゅう)とは、主に黒毛和種・褐毛和種・日本短角種・無角和種の4品種を指し、明治時代以前からの日本在来の牛をもとに、外国種などと交配し改良を重ねた食肉専用の家畜牛のことである(Wikipediaより)」などは二次情報。

三次情報

二時情報と同じ聞いた情報だが、情報の出典元がはっきりしないもの

一時情報であるから正しいかと言えばそうではありません。
しかし、一時と三次では情報発信に伴う責任の所在が全く違います。

画像検索を使ってみよう

では、どうやって情報のランクを見分けるのでしょうか?
情報を信憑性を判断するときに重要なのは「その情報のソース(引用元)ははっきりしていますか?」って所です。
ひとつの方法として画像検索があります。

気になる記事があれば、その画像をグーグルの検索窓にほりこむだけ。
キャプチャ22
例えばこの画像をグーグルの画像検索で調べたところ350件以上の記事がヒットしました。
一番古いものを探していくとアメリカのインターネット上(4年前のtumblrというSNS)の画像とだいうことは分かりました。
画像
ただ、全ての記事を翻訳ソフトも使いながら見ましたがいくら探しても元ネタ(ソース)が出てきません。
こういったのが典型的な三次情報で、『情報』としての信ぴょう性はありません。

画像検索をすることでその画像がどういったことに使われているのか、傾向や意図も見えてくることがあります。
「ショッキングな写真だけど本当かな?」と思ったときは、画像検索をしてその情報のソースを調べてみるのも一つだと思います。

まとめ

牛のことお肉のこと、不安や疑問に思うことは多いと思います。
情報を選択しようにも何が正しいのかわからないこともあると思います。
そんなときはFacebookでメッセージいただければ、僕がわかる範囲で答えさせていただきます。
(返信に時間がかかることがあります。)

今日のブログをまとめると
情報は一次、二次、三次があるよ~。

わかんなかったら僕に聞いてねっ!!!

ってことです!!

おまけ・生産者の現場の声は貴重な情報

生産者が自分でブログを書き、生の情報を発信することは非常に強い情報になると、僕は思っています。
今までの生産者の情報は一時情報ではなく、ただのコマーシャルでした。
こういった三次情報が真実のようにシェアされるのも生産者が一次情報を発信せず、現実とかけ離れた耳障りのいいコマーシャルばかり発信していたからです。
たかがブログと思わず、日常を伝えるだけで大きな価値を生みます。
ぜひ生産者の方は情報発信のツールとしてブログを書くということも考えてみてくださいね!!

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田中畜産 代表 田中一馬

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田中 一馬
1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。