但馬家畜市場 4月市

4月8日は但馬家畜市場で子牛市場がありました。

今回、我が家からはメス1頭、去勢2頭の出場でした。
照虎姫(芳悠土井×てるこひめ(菊俊土井)×福芳土井)
春山(芳山土井×はるか(菊俊土井)×照長土井)
はるやま(芳山土井×はるか(菊俊土井)×照長土井)

春山、はるやま。。。。そうなんです、この子達双子でした!!
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牛は基本的に1回のお産で1頭の子牛を産みます。
あんなに大きい体ですが、実は結構人間と似ています。
妊娠期間や双子の生まれる確率などは人間と同じくらいなんです。

牛の場合双子が生まれると母乳が足りなくなるため人工哺乳をします。
しかしこの2頭、粉ミルクを全く飲みませんでした。。。
特に雄の春山は雌のはるやまに飲み負けちゃって明らかに栄養不足。
僕は牛飼いを始めてから8年くらいは人工哺乳でやってきたので、ミルクを飲ませることに自信がありました。
でも、春山は全く飲んでくれませんでした。

一般的に牛というのは生後3ヶ月が勝負と言われています。
ここでコケると後の発育が著しく劣るのです。

しかしこの双子、ここからとにかく餌を食べました。
乳が全然足りていない中でもそれを補おうとするかのように食べる食べる。
生後3ヶ月の段階では「この子達どうなるのだろう。。。」と不安いっぱいでしたが、2頭ともそれなりに大きくなってくれました。

以前は生後3ヶ月齡の発育ばかりに目が行き、人工哺乳(強化哺乳)で早く大きくすることが正しいと思っていました。
しかし今は、病気せず、下痢せず、餌をしっかり食っていれば、それなりになるもんだな~と思っています。

もう1頭の照虎姫は文句なしに大きくなってくれました。
今回の市場で一番目に付く牛だったと言ってくださる方が何人もおられ、とても自信につながりました。
買っていただいた先も県内トップの農家さんで、ここに買っていただくことがひとつの目標でもあるのでとても嬉しかったです。

市場の総平均は682,247円
内訳は
雌 97頭 最高821,880円 最低437,400円 平均635,730円(前年同期比156,462円高)
去勢 141頭 最高869,400円 最低479,520円 平均714,248円(前年同期比166,774円高)
でした。

この日は長女の小学校の入学式があり、朝に牛の搬入をしたのち、後輩に牛の引き出しを頼んで早々に帰りました。
こちらはプライスレスです!!
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田中 一馬
1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。