単独保定の削蹄を覚えたい。

こんにちは。
但馬牛繁殖農家のお肉屋さん、ときどき削蹄師の田中一馬です。

牛の足を人力で持ち上げ、鎌などを使って蹄を切る【単独保定での削蹄】

この日本の伝統的な削蹄は、世界的に見たら「クレイジーーー!!」なんだそうです。

マジかーーー!!!って言いたいところだけど、気持ちはちょっとわかる。
危ないもんね。
13494825_10205086832445215_3641662134141267086_n

世界標準は油圧枠場を使ったグラインダーでの削蹄
img_8238-1280x853
日本でもこの流れが主流になってきていますし、僕自身もいずれ枠場を購入してグラインダーで切ることになると思っています。
それでも単独保定の削蹄の意義はあると思うし、ニーズはなくなることはないと思う今日です。

そんな中、栃木県の牧場で頑張るAちゃんが単独保定での削蹄を勉強しに来られました。

単独保定の削蹄を覚えたい。

Aちゃんとは最初Twitterでの繋がりだけ。
投稿を見てやり取りする過程で「削蹄を覚えたい!」って熱い気持ちが伝わってきて、ちょこっと相談に乗ったりするようになりました。

使わなくなった鉈・鎌・砥石たちを送ったり、
%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%a3

ブログを通して技術を伝えようとしたけれど、

%e5%9b%b33

やっぱ限界があります。。。

そんな中でも実践で勉強したいという事で、今回の来訪となりました。
image

道具の研ぎ方から保定、削蹄まで。
正直5時間で伝えることは無理。
1714

だけどね、ここで無理って諦めちゃったら絶対無理なんだよね。

来ただけのことは絶対にある。
こう言った気持ちには全力で応えたい。
image

まだまだ危なっかしくて切れるレベルには無いけど、初めてだから当たり前。
削蹄はやればやるだけ上手くなるから。
image

牧場のスタッフが自分の意志で勉強しようとする。
これって本当にすごい事だと思う。
やりたいからやるってシンプルで強い。

本職の削蹄師と同じことは難しいかもしれない。
だけど、削蹄を勉強することで牛を見る目も変わってくる。
牛の扱いも変わるし、牛の変化にも気付けるようになる。

そうやって少しずつできる範囲で蹄と牛のケアをしていくことで、彼女にとっても必ず良い結果につながると僕は信じている。

怪我しないように、そして怪我させないように。
常に牛にくっついて緊張感を持って作業する。
まずはそこだけ頭に入れて頑張ってみてくださいね。

考えること、やってみること。
考えること、やってみること。
これを続けること。
それしかない。

image
本当にとても楽しい時間でした。

最後にちょこっと単独保定の動画を載せときます。
今日やったことの復習に使ってみてね~。

僕もまだまだ頑張っぞって気持ちになった。

Aちゃん、これからも応援してるよーー!!
しっかり練習して、またおいでねーーー!!!!

1713


The following two tabs change content below.
田中 一馬
1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。