サシバエネット2

連日の猛暑に牛も人もバテバテの中、とにかく元気な生き物がいる。
サシバエだ。
サシバエ1
サシバエは普通のハエと違って血を吸うハエで、口はブラシではなく尖った針のようになっている。
これに刺されるととにかく痛い。
こいつらは夏から秋にかけて大発生する。
(サシバエ・サシバエネットについては過去のブログに書いていますので読んでみてください→「サシバエ」)

市販のキンチョールなどの殺虫剤は、広い牛舎ではすぐに無くなってしまい非常にコスパが悪い。
こういったプルスフォグを使って殺虫剤を牛舎内及び周辺にまいた事もあった。
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しかし、一時的に牛舎内のサシバエの数は減るものの翌日には再び牛の脚にびっしりとくっついている。
それもそのはず。
サシバエは牛舎内に生息しているのではなく、草むらに生息している。
例えば周りが田んぼならば、いくら牛舎全体に殺虫剤をまいたところで意味がないのだ。
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(牛舎の外はサシバエのすみか。)

そんな中でサシバエ対策に一番効果があるのが2mmの「サシバエネット」
以前のブログでも書いたが、このサシバエネット効果は素晴らしい。
牛舎の西側の面だけサシバエネットを施工しているのだが、昨年あれだけ悩まされていたサシバエが激減した。

そのため今年は牛舎の全面にサシバエネットを取り付ける計画で100m近いネットを購入した。

しかし、さすがにこの真夏に牛舎全面サシバエネット(カーテン)は取り付けられない。
風通しが悪くなり、牛にとってかえってストレスを与えてしまう。
全面カーテンはサシバエが最盛期を迎える秋。
それまでは昨年どおり西側のみサシバエカーテンを付ける。
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これだけでも見違えるほどの効果はあるが、他の3方は開いているのでサシバエは牛舎に入っては来る。
そして入ってきたサシバエのほとんどが牛舎の外に出られず風下のサシバエネットにくっついている。
激減したといっても1000匹は軽くいる。

この行き詰まっているサシバエに殺虫剤を噴霧して一網打尽にしたいのだが、広範囲ということもあり致死量を吹き付けるまでにみんな逃げていってしまう。
ハエたたきは確実だが1匹叩くとやはり他のハエは逃げていってしまう。

そんな時の強い味方。
それがこの「サシバエネット2」だ!
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(・・・・虫取り編みです。)

コイツが使える。
800匹くらい、3分でほぼ一網打尽にできる。
あとはハエを捕まえたアミにキンチョールをシューっとかければおしまい。
殺虫剤も微量で済む。
虫に厳しく、環境に優しい。
498円と財布にも優しい。

この「サシバエネット2」、ただの虫取りあみでもいいのだが、実はこのあみは一味違う。
普通のあみに比べやや奥行があり、先端は尖っている。
この形が捕まえたハエを逃げにくくさせるのだ。
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しかも狭いとこでもどこでもさっと使えるように柄が短い。
かなり使いやすい。
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この「ハエ・蚊撃退ネット」を「サシバエネット2」として普及していきたいと思った。
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田中 一馬
1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。