牛市は自分の牛を客観的にみられる場所~但馬家畜市場3月子牛市~

こんにちは。
但馬牛繁殖農家のお肉屋さん、田中畜産の田中一馬です。

3月8日は但馬家畜市場3月子牛市でした。

牛市タイムライン

市況の前に、さーっと牛市タイムラインです。

牛市の朝は早く、3時からスタートします。

毎回早起きして、お見送りしてくれる長女。

じゃあ、出発するよーーーーーー!!!!

牛市に出す牛の手入れが終われば、必ずここで合流!!
兄弟子とは年間150日くらい一緒にいますが、それでも話すことは意外にあります。

タコヤキでは足らず、ベビーカステラを買う妻。。。
(競り終了後も再び買っていました。。。)

空いた時間は色々な牛を見ていますが、寝るのも仕事です!!

こんなに小さな子牛が2年後には。。。

牛の傍に置かれた手入れ道具からは、その家の牛への関わり方が垣間見れる。

って、、、、、伝わんないね。。。

断片的過ぎて、牛市の内容が伝わんないねーーーー!!!!

牛を販売しながらのSNSは僕にはハードル高かったです。。。

市況です

では市況です。

雌 146頭 最高1,423,440円 最低564,840円 平均802,470円 前年同期比41,624円安 先月比9,143円安

去 217頭 最高1,005,480円 最低379,080円 平均859,770円 前年同期比35,544円安 先月比26,189円安

今年に入り平均価格は順々に下がっていますが、未だ大きな下落はありません。

むしろ、去勢においては先月よりも裾物が上がり、上物と裾物との価格差が小さかった気がします。
一方で、雌は上物と裾物の価格差が大きい傾向がありました。
年度末で補助事業の締めということもあり、繁殖素牛としての購入が増えたことも雌価格上昇の大きな要因だと思われます。

去勢と雌を合わせた総平均が82万円。
まだまだ非常に高い市場。
それでも、、、、「ん?伸びないな。。。どこか問題があったのかな。。。」って競り中に思ってしまう。
感覚が高値に馴れきってしまっている自分もやっぱりいます。

1頭1頭の利益とは別に、人って相対的に見てしまうものですね。。。
100万円を超える牛を見ると「自分もあんな牛を出したい!!」って思っちゃう。
そこをゴールにはしないけれど、そういった欲も大切なのかなと最近思っています。

牛市は自分の牛を客観的に見れる場

牛市に行くとたくさんの手塩にかけられた子牛達を横に並べて見ることができます。
家では良い牛だと思っていても、出してくると欠点が見える。
もちろん逆に「この方向で良いんだ」という確認にもなります。

こういった場に来るとついついDG(一日当たりの発育量)や血統構成ばかりを見がちです。
でも、大切なのは単に大きい小さいではなく、それまでの過程を振り返り想像するという事。
そうじゃないと返ってくるものなんてない。

各家ごとの牛の特徴って絶対あります。
毛の質や立ち方なんかでも飼養管理は想像できる。
牛市は自分の牛に何が足りないのかを考える大切な時間でもあります。

実は今年の1月から親牛の飼い方を大きく触りました。
子牛の飼い方以上に、妊娠全期間においての親牛の管理が子牛の能力を決めると思ったからです。

但馬牛は病気との闘いだと思っています。
血が濃くなる現状を止められない以上、今後ますます虚弱化に関する問題は兵庫県下全域で出てくると思う。
個々の農家の問題ではなくね。
そのためいかに大きな牛を作るかよりも、いかに強い牛を生んでもらうか。
今見なくてはいけないところはそんなとこなのかなって思っています。

牛市として結果が出るのは1年半後かな。。。

最後に、今日の牛市のまとめをこのFacebook投稿で締めくくろうと思います。

会う人会う人に言われたのは、「一馬君!パーマあてたの??」と言う言葉。
お、おん。。。
あてたけどね。パーマあてたけどね。。。
パーマな話題も良いけれど、「一馬君!これいい牛やなー!!!」
そう言っていただけるように、もっと頑張らねばと思った次第です。

牛よりも髪型を指摘されてるようではまだまだです!!

頑張ります!!

押忍!!!


The following two tabs change content below.
田中 一馬
1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。