親子が似ているのは牛も人も同じです。

こんにちは。
但馬牛繁殖農家のお肉屋さん、田中畜産の田中一馬です。

3月下旬、ようやくランドセルが届きました。

お、遅ーーーーーー!!
いつもギリギリっす!!!

小さい頃は牛乳、小麦、大豆、ソバ、卵とアレルギーがひどかった長男。
一番数値の高かった牛乳も、飲み過ぎなければ大丈夫。
あっという間に来月には1年生です。

大きくなったって、ほんと思う。。。

同時にね、似てきたなって思うんです。

僕です。祖母の家のご近所さんの牛を見に行くのが楽しみでした。

親子はよく似る

親子ってよく似ますよね。
いろんな親子と出会うたびに「遺伝ってすごいな」って思います。

牛も一緒で、親の特徴を子供は必ず受け継ぎます。

ね、すごく似てるでしょ!!!!

それぞれは全く別の個体。
それでも同じものを感じてしまうのが遺伝の面白さだと思うんです。

見た目だけじゃないんです!

遺伝は外見上の特徴だけではなく牛肉の味にも影響します。
品種間で牛肉の味は異なるし、同じ但馬牛でも種雄牛によって肉質に特徴がでます。
(※ブログ→「牛1頭1頭に個性があるから、お肉にだって個性が出る!!」

同じように、遺伝は性格にも反映されます。

牛でいえば神経質な親の子が神経質である確率は高い。

例えば菊照土井や安福といった種雄牛の産子は、とにかく怖かった。
削蹄していても「蹴りの質」が全く違うんです。
脚の飛ぶスピード、角度、殺気がハンパない。。。

一方で鹿児島で平茂勝が出てきたときは「こんなおとなしい牛がいるのか。。。」と驚きを隠せませんでした。

牛の数だけ色んな牛がいます。

こんな親子だっているんだもの。。。

ちなみに、僕の気の強さや、あちこち飛び回る性格は母譲りです。

そっくりです。。。

遺伝は生命のバトン

生命は単体では誕生することは出来ません。
必ずすべての命にはそれまでの命のデータが組み込まれています。

だから当然似てくるし、常にアップデートされた別個体が誕生してくるのだと思うのです。

そう考えると生命とは、どこかに向かって進んでいる大きな流れそのものという気になります。

たとえ自分の遺伝子を残さなくても、自分が生きていくことで様々なかかわりを生みます。
それが次の世代で別の遺伝子に組み込まれていく。

そんなことを考えていると胸が熱くなります。

何のためにこの遺伝子を受け継いできたのか。

僕にとってはそんなことを考えるのも楽しい時間なんです。


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田中 一馬
1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。