牛の体温計には「デジタル温度計」がオススメです!!

ツェーツェー、チェックワンツー。
チェックワンツー。
こんにちは、田中畜産の田中一馬です。

誰か応答してほしい、春ってそんな感じです。
だけどね、一向に返事がない。
叫べども叫べども返事がない。
だって、、、これ、、、、、体温計だもの。

ツェーツェー、チェックワンツー。チェックワンツー。誰か応答してほしい、春ってそんな感じです。だけどね、一向に返事がない。叫べども叫べども返事がない。だって、、、これ、、、、、体温計だもの。アンテナに見えるの、直腸用センサーだもの…

田中一馬さんの投稿 2017年3月1日

2か月前にやってきた我が家の新兵器。

SATO(佐藤計量器製作所)のSK-1260です。

牛の体温計

牛は人と会話が出来ません。
そのため畜産農家は牛の動作や様子で状態を把握しています。
しかし、これがなかなか難しい。

そんな時に大きな指標となるのが体温です。

一般的な牛の体温計は2種類。
全体の9割以上のシェアを占める水銀体温計と、少数派のデジタル体温計です。

この体温計、それぞれにメリットとデメリットがあります。

水銀体温計

水銀体温計は畜産の現場で一番使われている体温計。
実測なので数値が正確であることが一番のメリットです。
価格も1000円くらいと比較的安価なことも普及している大きな理由。

牛は人より体温が高いので、43℃まで測れるようになっています。

欠点は測るまでに約3分と時間がかかるという事です。
検温頭数が多い時には、この「待つ時間」が負担になります。
結果的に検温が後回しになってしまい、後手後手になる。
これって意外にあるんですよね。

そして水銀体温計のもう一つの欠点が、すぐ折れるという事。

ああ、マジかよ、、またかよ、、、と思う牛飼いは多いはず。。。

お尻に入れる時に牛が動いて折れたり、体温計が糞と一緒に落ちて割れたり。。。
結果的に高い買い物になってしまいます。

数年前には製造中止になり、畜産関係者を騒がせた水銀体温計。
今後環境面からも製造が終了する可能性は十分に考えられます。

デジタル体温計

ピピピピピ!!
検温して30秒ほどで体温を予測してくれるデジタル体温計。
便利ですよね~。
今やどのご家庭でもあると思います。

これは人間用。

牛にも同じようなデジタル体温計があります。
(僕は持っていないので写真がありません。。。)

メリットはその速さ。
なんと約8秒で予測してくれます!!!
価格も1万円を切るので、水銀を折ることや待つ時間を考えれば十分に魅力がある商品です。

ただ、一番のデメリットとして予測と実測の誤差が大きいと言う問題がありました。
予測体温は実測の水銀体温計よりも高めに出てしまう事があるんです。

この牛用のデジタル体温計、実は実測もできるようになっています。
ただ、実測に2分かかります。
お尻にさしておけばいい水銀体温計と違い、牛用のデジタル体温計は手で持っていなくてはいけない。

「実測を求めると使いにくいな。。。」というのが僕の印象でした。

壊れにくく、すばやく、正確な体温計が欲しい。。。

そんな時に出会ったのがこの子でした。

SATO(佐藤計量器製作所)SK-1260とSK-S103Tは、牛の体温計にお勧めです

今使っている体温計がこれ。

SATO(佐藤計量器製作所)SK-1260。
-99℃~1250℃まで測ることができる、ハンディタイプのデジタル温度計です。

体温計でなく温度計。
研究所や食品の温度測定、工場の製品管理等幅広い分野で使われています。

このSK-1260には用途に合わせて様々なセンサーをつけることが出来ます。

その中の一つがSK-S103T。

なんとこれ、直腸温度測定用のセンサーなんです!!

センサーの周りはコーティングされており、水洗いができます。

柔らかく曲がるため、牛を傷つけません。

百聞は一見にしかず!!
どれくらいで検温できるのか、動画で見てみましょう。

ね!!
すごいでしょ!!

センサーが曲がるため入れるのにコツがいりますが、すごく便利です。
防水なので安心だしね。

SK-1260とSK-S103Tはセットで35,000円くらい。
こいつと一緒に聞こえない牛の声、チェックワンツーで受信しようと思います。


以上、新兵器にドキドキするトランシーバーカズマがお伝えしました!!
check it out!!


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田中 一馬
1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。