マダニの脅威から身を守るために。

こんにちは。
但馬牛繁殖農家のお肉屋さん、田中畜産の田中一馬です。

放牧場の整備がようやく終わりましたー。

今週中には放牧したいと思う中、絶対に忘れてはいけないのがダニの存在。

近年鹿やイノシシが増え、ダニやヒルの数が爆発的に増えました。

「今までは大丈夫だった。」

そんな感覚でいると、手遅れになるケースが今後出てくると思っています。

それくらいマダニが増えた。

放牧場で増えるマダニたち

数年前までは駆虫薬を塗布することで、マダニの被害を防ぐことができました。

しかし昨年の放牧では駆虫薬の使用にかかわらず、爆発的に増えたダニに後手をとってしまった。。。

ダニが牛たちの体につくことで、吸血による痛みだけでなくピロプラズマという病気を媒介する可能性があります。
ピロプラズマに感染した牛は貧血や流産を引き起こし、どんどんと痩せていきます。

こんな小さなダニですが、大きな牛に与える影響はとても大きい。
放牧でのマダニ対策は今や最重要課題です。

※牛のマダニ対策については過去にブログに書きましたので参照下さい。

ブログ『マダニの被害から牛を守ろう

人にも病気を媒介するマダニたち。

マダニは牛だけではなく人にも被害を与えます。

日本紅斑熱や重症熱性血小板減少症候群など、マダニを媒介して人に感染する病気は多く、重篤なケースでは死亡する事例も出ています。
ここ但馬地域でも感染が確認されています。

放牧場で作業してるとほらこんな感じで。。。

マダニがくっついてくる。。。

牛のマダニ対策も大事。
ですが、人の対策も大切です。

対策の基本は
①肌を出さないこと(長袖長ズボン)
②草むらから出たときに衣類をはたくこと
③入浴すること
以上です。

これだけでダニの被害はほとんど防げます。

ダニに噛まれてしまったら

もしダニに吸われたときは無理に引き抜いてはいけません。
ダニは頭部を対象物の体に食い込ませて血を吸うため、見えているのは胴体部分です。

もしここで中途半端に引き抜くと胴体のみがちぎれて、頭部が体の中に残されてしまいます。

その際は病院で手術して取り除くことになります。
僕の大学の友人は、ダニの周りの肉片ごと取り除かれたと言っていました。
ぞっとしますね。。。

実は僕も、過去に一度だけダニに噛まれたことがありました。
疲れきって風呂に入らず寝落ちしてしまったのです。。。

そして翌日の朝。

尿意をもよおした僕は、トイレに行って、愕然としました。

○○○に

ダニが

食い込んでるよ。。。。

マジカーーーーーーーーー!!!!!

マジかよーーーーーー!!!!!!

よりによって、、、、最先端かよーーーーーーーーーーー!!!!

もし頭がちぎれたら、、、周りの肉片ごと手術でえぐり取られるって言ってたな。。。。

普段は牛についたダニを自信を持って取る僕。
こんなに緊張した除去は後にも先にもありませんでした。。。
神に祈ったものね。。。

と、いうことで山に行ったら①~③を徹底しましょう!!

そして、もし噛まれたときは病院にいきましょうね!!!

ちなみにこんなのもあります。
『マダニ取り器具・ティックツイスター』

ダニの口は螺旋状になっているため、このティックでまわしながら取ると上手に取れるらしいっす。

衝動買いしちゃった。。。

たかがダニと思わずに、ダニ対策は念入りにしましょうね!!


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田中 一馬
1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。