牛のことがわからないから、牛飼いは面白い。

こんにちは。
但馬牛繁殖農家のお肉屋さん田中畜産の田中一馬です。

突然ですが、牛が何を考えているかってわかりますか?
僕はさっぱりわかりません。
それでも毎日牛を見ていると、なんとなくの感情は分かるもんです。

喜んだり、興奮したり、おびえたり、安心しきったり、眠そうだったり、興味津々だったり、だるそうだったり、落ち着かなかったり、寂しそうだったり色々ある。。。

たとえば糞取りをして綺麗になった床で、飛び跳ねるこの子牛たち。

これって嬉しくて跳んでいるんじゃなく、環境の変化を確かめているんだと僕は思っています。
綺麗にしたら牛が喜ぶなんて人間の視点でしかない。

この子達だって絶対喜んでいないと思う。
環境が変わって興奮しているだけ。
親子ダンスに見えるけどね。

そんな僕にも、1つ分からないことがあります。

それは毎日の糞とりの時、牛たちは何を思っているんだろうってこと。

糞とりの時の牛って、なんだか仕方なしに動いている気がする(うちだけ?)。
毎日ウンコを取っても牛たちは絶対感謝なんかしてないよな。

むしろ「毎日毎日ウンコ集めてあいつらおかしいんじゃないの。。。いったい何がしたいんだよ。。。」って思われているんじゃないかって。

もしそうなら大変な誤解だ!
断固抗議したいけど、きっとそれも通じない。

だって牛だもの。

そんな事を想い続けて15年。
わからないから想像する。
そういうのが面白いって僕は思うんですよね。


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田中 一馬
1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。